要点
  • 音で覆い隠しても、いびきを止めたり診断したりすることはできません。
  • 小さなノイズで、軽度の音の変化が気になりにくくなる可能性があります。
  • 呼吸の停止や日中の眠気がある場合は、医師に相談してください。

試し方

枕元でいびきが和らいで聞こえる、最も小さな音量から始めてください。高い「サーッ」という音が気になる場合は、ピンクノイズを試すか、睡眠用の耳栓を使ってください。主に寝入りばなにいびきが気になる場合は、タイマーが役立つことがあります。

  1. スピーカーをベッドの自分側に置き、自分といびきをかく人の間に配置します。
  2. いびきの耳障りさが和らぐ最小限の音量でピンクノイズを試し、45分のタイマーを設定します。
  3. 呼吸が止まったり、あえぐように息をしたりする様子に気づいたら、いびきをかく人に受診を勧めてください。

気をつけたいこと

大きないびきや続くいびき、呼吸の停止、日中の眠気がある場合は、医師に相談してください。呼吸障害の可能性を示す兆候を隠すために、ノイズ発生器を使ってはいけません。

2つの問題を分けて考える

一緒に寝る人は夜中に起こされる回数を減らしたい一方で、いびきをかく本人には原因への対処が必要かもしれません。小さな音で覆い隠す方法が対応できるのは、聞く側に届く音だけです。気道の閉塞を防いだり、睡眠時無呼吸の有無を調べたりすることはできません。音を選ぶ際は、この違いを明確にしておいてください。

NHSのいびきに関するページには、睡眠中に呼吸が止まったり再開したりする場合など、診察を受けるべき症状が記載されています。こうした兆候を隠すために、ノイズ発生器の音量を上げてはいけません。

心地よい背景音を試す

いびきが軽度で断続的な場合は、枕から離れた場所にスピーカーを安定して置き、小さな背景音から始めてください。ピンクノイズとホワイトノイズを比べてみましょう。ピンクノイズは耳当たりがやわらかく感じられることがあり、ホワイトノイズは変化するいびきに含まれる高めの音を一部覆い隠せる場合があります。主に寝入りばなに睡眠を妨げられる場合は、短めのタイマーを使ってください。

一緒に寝る人が不快に感じるほど音量を上げる必要がある場合は、使用をやめてください。一晩別の部屋で寝る、着け心地のよい耳栓を使う、いびきの診察について話し合うといった方法のほうが役立つかもしれません。

医療への相談も忘れずに

聞く側は、音だけで呼吸障害の有無を判断することはできません。続く日中の眠気、あえぐような呼吸、呼吸の停止に注意し、適切に医師へ相談するよう勧めてください。いびきへの対処法は原因によって異なります。

このページは、いびきをかく人がノイズで自己治療することを勧めるものではありません。健康上の問題にも注意を払いながら、眠ろうとしている人に小さな音量で使える選択肢を示すことを目的としています。

話し合うことで、音だけに頼る必要が減ることも

いびきをかく本人は、相手の睡眠をどれほど頻繁に妨げているか気づいていないかもしれません。呼吸の停止やあえぐような呼吸に気づいた場合は、それも含めて様子を落ち着いて伝え、いつ医師に相談するかを話し合ってください。ノイズ発生器は、こうした話し合いを進める間、軽度の音の悩みに役立つことがあります。ただし、呼吸に関する問題の可能性を家族が見過ごすきっかけにしてはいけません。音量は双方が心地よく感じる範囲に保ってください。

もう1つ確認したいこと

寝る姿勢を変えるといびきが止まる場合、その観察は医師に相談する際に役立つことがあります。原因を自分で診断するのは避けてください。聞く側が快適に眠るために小さな背景音を使うことはできますが、録音や生成された音では、睡眠中の呼吸が正常かどうかを判断することはできません。

よくある質問

いびきを隠す音の音量を上げるだけではだめですか?

はい、避けてください。大きな音で再生すると、いびきに対処できないまま、新たに睡眠を妨げる原因になることがあります。

耳栓も選択肢になりますか?

部屋に音を追加すると気が散る人には、耳栓が合う場合があります。着け心地のよい製品を選び、使用上の指示に従ってください。

いびきを単なる迷惑な音と考えず、受診すべきなのはどんなときですか?

NHSは、いびきが生活に大きく影響している場合や、日中の眠気、呼吸の停止、あえぐような呼吸を伴う場合に、かかりつけ医を受診するよう勧めています。

出典